
横須賀線の東京トンネル内で、複数のコンクリート片が落下しているのが発見され、列車が約10時間運転を見合わせました。
発見されたのが始発前であったため、列車が衝突などの事故は回避できたものの、トンネルの一部が剥がれ落ちてくるのはなかなかの恐怖です。
剥がれ落ちたコンクリートは、換気口の壁の一部のようで、落下したコンクリート片は合計で113kgにも及ぶとのこと。
原因はまだわかっていませんが、東京トンネルは完成から半世紀も経つ古いトンネルですので、老朽化も考えられるでしょう。
また、地下水位の上昇と戦ってきたトンネルでもあり、その辺も関係してきそうですね。
直接的な原因は別にあるのかもしれません。
しかし、特に高度成長期前後に作られた、鉄道インフラの老朽化が隠せなくなってきているのもまた事実。
人材不足に賃金の上限と、インフラの維持もなかなか大変な状況かと思います。
そんななかでも、安全に気軽に乗れるのが鉄道のメリットですので、なんとかこの先も継続して運行できるように、保守点検は経費削減とかされず、より力を入れてくれることを願います。