
2月にちょろっとだけ発表された、相鉄の新型車両13000系。そのデザイン及び概要がついに発表されました!(相鉄のプレスリリース)
2026年春のデビューが決定した13000系。
今年度は相鉄線内のみを運行する車両として、8両編成1本が導入される予定です。
文言的に今後は他社線直通タイプも投入しそうな書き方ですが、拡幅車体ですので、同じ仕様だと東急へは乗り入れられません。
じゃあJR線への直通なのかと言うと、先頭車の長さがおそらく異なるので、無理では無いけど令和の時代にわざわざ違う規格を入れるのか微妙。
今回の13000系、12000系より先頭車の座席数が6席増えるそうなんですよ。
12000系はE233系ベースの高運転台で、その分先頭車の客室スペースが少し狭くなっており、乗務員室直後の扉間は4人掛けになってます。
イメージ画像を見る限り、先頭車の扉間が等間隔に見えるのと、乗務員室扉とフロントの間が狭いのと、その間に乗務員用窓がないこと、座席が6席増えることから、低運転台かつ乗務員直後の扉感は7人掛けになると思います。
なお、同じく低運転台のE231系の通勤形や、それがベースの相鉄10000系は乗務員室直後の扉間は6人掛け。
これはこの形式が、中間車も先頭車も全長が20mのため。
乗務員室直後を7人掛けにするには、先頭車を中間車より40〜50cm長くする必要があります。私鉄だとこの方が主流ですね。
JR東日本でも209系の0番代は先頭車だけ長かったので、乗り入れられないことは無いと思いますが、いくら埼京線が現状ホームドア未設置だとは言え、これほどの規格違いで乗り込んで来るのか?
あとは単純にJR直通の運用が増えるとも思えませんし、この形式は基本的に相鉄線内限定でしょうね。
気になるのは8両編成ってこと。
いずれは相鉄線内のみの8000系や9000系を置き換えていくのでしょうけど、8両編成だと何を置き換えるのかよくわからないし、まさか2027年の国際園芸博覧会の増発分のみで終わったりしませんよね???
以上、事情が事情とは言え、ここまで車両規格を統一しないのも、ある意味独自路線を進んできた相鉄らしいと感心する超特快でした。

鉄道コム