
2022年の豪雨で被災し、今も今泉〜坂町間で不通となっている米坂線。
もともと利用客の少ない赤字路線ながら、復旧には86億円かかるとされ、JR東日本が単独での復旧、運営に難色を示し、沿線自治体と協議しているのですが...
先月29日に開催された沿線自治体とJRの検討会議では、新潟山形両県は復旧後JRが単独で運営していくことを望む結果に。
そして昨日は新潟県知事から、今日は山形県知事から改めてJR単独での復旧と運営を求めていく考えを示されました。
復旧に関しては全額JRということはなく、県や自治体、国、JRがそれぞれ費用を負担するはずで、あとはどこがどれぐらいの割合がで負担するかということなんでしょうけど、復旧したら運営は全てJRがやれ。上下分離?第三セクター?そんなものは認めん。
たぶんそういう感じです。
あと両県とも国へ支援制度拡充を求めてますね。
県としては復旧はしてほしいけど運営する気も、施設保有する気もないという考えのようですね。
公共交通機関だから!公共交通機関だから!って言うぐらいなら、なおさら上下分離か第三セクター化が理にかなってると思うのですが、その方向に向かうことはまだなさそう。
ちなみに復旧の工期は5年と想定されています。
このまま議論がまとまらなければ、それだけ復旧は先になり、果たして復旧が実現できたとしても、その時沿線に利用客はどれだけ残っているのか...
このままだと復旧は厳しいのではないかと思います。
ちなみに私、5年ほど前に米坂線に乗ったことがあるんですが、

暴風雪でフロントは雪の塊となり、辛うじて運転席窓だけ運転士が手動でワイパーしてたから見える程度、途中駅で珍しく後者客がいたと思えば、開けたドアに付着した雪の塊がドアレール上に散乱、そのせいでドアが閉まらなくなるなど、まぁ過酷な環境下の路線と言うのを見せつけられました。
たぶん今までで一番、運行してくれた運転士に感謝した日でしたね。
ただそこまでして運行したとて、乗客の数は寂しいもの。そしてそんな路線での災害不通。
覚悟はしたほうがいいでしょうね。
仮に奇跡の復活を遂げることがあれば、みなさんぜひ乗りにいきましょう。
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